国立研究開発法人 科学技術振興機構
Innovation Japan 2020 ~大学見本市 Online
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熊本城の石垣照合システムの開発

開発目的

2016年4月の熊本地震により、熊本城の約3割の石垣が被害を受けました。崩落した石材は数万個に及びます。文化財としての価値を損ねないように、「崩落した石材を元の位置に戻す」事が復旧作業では求められます。

これまで、石材の元所在を照合する作業は、石工職人等が⼀つ⼀つ目視で行ってきました。しかし、広範囲の石垣に損害を受けた熊本城では、膨大な時間と労力を要するため、この作業の効率化が求められます。

そこで、本研究開発課題では、画像処理および画像照合などの情報処理技術によって、これらの照合行程を効率化し、石垣復旧工事の時間短縮を繋げる技術を開発することを目的とします。

地震直後の崩落した石垣

地震直後の崩落した石垣

石材置き場の様⼦

石材置き場の様⼦
※写真:熊本城調査研究センター

技術の特徴

開発システムは大きく以下の3つからなります。現在、本技術を用いて飯田丸五階櫓の石垣復旧工事に向けた石材の照合検証を進めています。

製品化・実用化への課題

現在、石材の輪郭形状を頼りに照合を行っていますが、似たような形状の石垣の照合には限界があります。ステレオカメラを用いた三次元の形状特徴や、凹みや傷などの表⾯の特徴の活用を検討しています。

製品化・実用化の見込み

熊本の精神的な支柱であり、年間約200万人が訪れる貴重な観光資源でもある熊本城。その復旧工事には約20年を要するとされています。

本研究開発の成果が、早期の熊本城復旧に繋がること、そして⾃然災害リスクが⾼い我が国の文化財保全に貢献できるようになることを目指します。

地震直後の崩落した石垣

地震直後の崩落した石垣

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